今回は、ワンちゃんも食べられるフルーツを12種類ご紹介します。四季の旬ごとにご紹介しているので、最も美味しい季節で甘いフルーツを楽しんでください◎
春が旬のフルーツ
さくらんぼ
さくらんぼには「カリウム」や「βカロテン」、「アントシアニン」などが含まれており、健康促進が期待できます。
さくらんぼの葉っぱや茎、種はワンちゃんにとって中毒性があります。あげるときは果肉のみを小さく切ってあげましょう。なお、愛犬と一緒にさくらんぼ狩りに行く際には、地面に落ちている実を丸飲みしてしまわないよう注意して楽しみましょう。
いちご
いちごは「ビタミンC」が豊富で有名なフルーツですよね。甘くていちごが好物だという子も多いと思いますが、実はカロリーも低くダイエット中にもおすすめです。
ヘタに有害な物質は含まれませんが、取り除いた方がいいでしょう。いちごには「キシリトール」が含まれると心配される方も少なくないですが、適量を与えるのには問題ありません。
夏が旬のフルーツ
メロン
メロンは「ビタミンC」「ビタミンE」「ビタミンB1」などのビタミン類が豊富なので、体力回復や抗酸化作用が期待できます。
なお、糖分が高いフルーツなので与えすぎには要注意です。あくまでも適量にしましょう。
メロンを丸飲みしてしまい、喉に詰まらせるという事故も発生しているので、細かく刻んでからあげるようにしましょう。また、熟れすぎたメロンは炭酸やアルコールを発生することがあります。メロンは新鮮なうちに与えるようにしましょう。
バナナ
バナナには「カリウム」が多く含まれており、腸内環境を整える効果が期待できます。愛犬が便秘気味のときには役立ちますよ。
皮はもちろん、筋のような繊管束も消化に良くないので、取り除いてあげましょう。バナナの場合加工食品が多いですが、砂糖無添加のバナナジュースやヨーグルト、乾燥させただけのバナナチップスなどはあげても大丈夫です。
スイカ
スイカはほぼ9割は水分で、糖分やカロリーが低め。肥満や糖尿病の心配をしないであげることができますね。「リコピン」や「ビタミンC」、「βカロテン」などによる抗酸化作用も期待されます。
人間が食べる時と同様、皮や種は消化に悪いので取り除きましょう。そのままかぶりついている様子はとても可愛いですが、喉に詰まってしまうと危険です。小さくカットしてからあげましょう。
桃
桃は「カテキン」や「ビタミンC」、「ビタミンE」など強い抗酸化作用を持つ栄養素を豊富に含んでいるので、病気の予防や老化の抑制に効果的と言われています。
種には「アミグダリン」という有毒物質が含まれているので絶対にあげないようにしましょう。この「アミグダリン」は熟していない青い実の場合は果肉にも含まれています。しっかりと食べ頃を迎えたものを美味しく食べましょう。
マンゴー
マンゴーは「ビタミンC」や「βカロテン」を含んでおり、健康面で役立つことが期待されます。また、水分も多く含んでいるので水分補給の手助けにも最適ですよ。
必ず皮や種を取り除き、細かく刻んでからあげるようにしましょう。なお、ドライマンゴーはかなり固く喉に詰まる危険性が高いです。生のもののみをあげるよう心がけましょう。
秋が旬のフルーツ
梨
特に栄養価が高いというわけではありませんが、90%が水分でできているので水分補給の役割を果たしてくれます。お水をあまり飲んでくれない子には最適ですね。
りんごと同様、皮や芯は取り除きましょう。細かく刻むだけでなく、すりおろすのもおすすめですよ。
柿
柿には「ビタミンC」が豊富に含まれており、その量はりんごの約5倍とも言われています。病気や老化の予防にはぴったりなフルーツですよ。また、意外にも約80%が水分!食欲がないときでも簡単に水分と栄養を補給することができます。
種やヘタ、皮は必ず取り除きましょう。特に柿の種は大きく、飲み込むと喉に詰まる可能性が高いです。届かないところできちんと種を取り除き、実の部分だけ小さくカットしてあげましょう。
冬が旬のフルーツ
りんご
りんごには「ペクチン」が多く含まれており、腸内環境を整えるサポートをしてくれます。また、りんごも低カロリーなのでダイエット中の子にも適していますよ。
皮にも栄養素が多く含まれていますが、農薬などを考えると取り除いた方が安心です。また、りんごの種や芯には微量ですが「アミグダリン」という有害成分が含まれています。ワンちゃんにあげる際にはきちんと取り除きましょう。
キウイ
キウイは「ビタミンC」や「ビタミンE」、「食物繊維」などが豊富で、病気の予防や便秘解消に役立つと言われています。
皮を剥き、なるべく種を取り除くことをおすすめします。また、小さく刻んでからあげるようにしましょう。
みかん
みかんには「ビタミンC」や「βカロテン」、「βクリプトキサンチン」などが含まれており、病気や老化予防、骨粗しょう症の予防など健康面でさまざまな効果が期待できます。
外皮には「ソラレン」という中毒成分が含まれているので必ず取り除きましょう。薄皮や種、薄皮にある白い筋なども消化不良の原因となってしまうので取り除いてからあげましょう。
今回は、ワンちゃんが食べられるフルーツをご紹介しました。中には食べられると知らなかったものもあったのではないでしょうか?旬ごとに美味しいフルーツを、ぜひ愛犬と美味しく味わってくださいね♪